MURAKAMI LAB 東京大学大学院 工学系研究科
レジリエンス工学研究センター 村上健太研究室

RESEARCH

令和5年度日本原子力学会 北関東支部 若手研究者・技術者発表会
優秀発表賞

受賞/表彰等
優秀発表賞

2024年1月23日、原子力国際専攻村上研究室 中野 玲さん(M2)が「令和5年度日本原子力学会 北関東支部 若手研究者・技術者発表会」において「優秀発表賞」を受賞しました。
この研究会は、北関東(茨城・栃木)に縁のある国立研究所・メーカ・大学の若手研究者を集め、研究交流を促進するためのイベントです。
タイトル「受賞原子力防災のための知識基盤における確率論的な考察の有り方に関する研究」
この研究は、原子力防災の実効性を高めるためにレベル3PRA(確率論的リスク評価)から得られる情報をどのように活用するべきかを検討したものです。現在の原子力災害対策の訓練や評価の現状を詳細に調査したうえで、OSCAARコードを利用した確率論的評価を行いました。特に、原子力発電所から離れた地域の住民が自主避難することにより、原子力発電所近傍の住民の避難が遅れるという現象(シャドーエヴァキュエーション)に着目しました。「災害時に自律的に意思決定を行ったとしても、他の人に害を与えない」と条件を満たすために、どのような情報が事前に共有されていれば良いかを検討しました。

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